いつものようにただ寝ているのか 具合が悪くてうずくまっているのか
区別がつきにくいときもあります。
異常を素早く発見するために 猫の行動やしぐさを日頃から
よく観察しておくことが大切ですね
いつものように
起きてこない 食欲がない 動きが鈍い いつも以上に甘えた
落ち着きがない
「いつもと違う」行動をとるときは注意してくださいね。
目をこする かゆみ しょぼしょぼさせるなど
結膜炎 角膜炎 傷などの可能性があります
こするほどに目を傷つけてしまいます
涙や傷 腫れなどチェック。
目の周りを濡れたコットンなどでやさしく拭いて清潔に保ってくださいね
涙 目やに
もともと涙や目やには目に入るホコリや刺激物から目を守るためのもの
しかし涙があふれ出たり膿のような目やにが常に出ているようなら
炎症を起しているサイン「猫かぜ」などの疑いもあるので
早めの診察が必要です
目の周りは いつも清潔に!
ただ人間用の目薬を使うのは悪化させてしまう可能性がありますの
NGです
目の色
健康な猫の目は透明感があります
眼球が白く濁っていたり 赤く充血 緑色の時も注意が必要です
角膜が傷つくと眼球全体は白く濁り 緑内障は黄色や緑色に・・・
白目が黄色い場合は肝臓がの病気も考えられるので早めの対策を。
頭を振る 傾ける
頭を異常にプルプル振ったり 首をかしげるように傾けるのは
耳の中に違和感があるサイン
外耳炎 中耳炎の可能性もあります 炎症やかゆみがあると
このようなしぐさをする事が多く 悪化してしまうと
鼓膜に穴が開き炎症が進むと平衡感覚を失ってしまいます
よだれが出る
犬と違い猫はおいしそうな食べ物を前にしても
よだれをたらす事はありません
猫がよだれを出す時は 口の中のトラブルサインです
口臭がきつくなったり
痛みがあると食欲があっても食べる事ができないため
体力が落ちてしまいます
耳アカの色が違う
猫によって個人差はありますが 健康な猫の耳の中はあまり汚れません
黒や茶色の耳アカが大量に出る場合
耳ダニ 外耳炎 中耳炎の危険もあります
家庭で定期的に耳そうじをして予防しましょう。
口臭がつよい
口臭を強く感じたら 歯石 歯垢がたまって
口の中が汚れていませんか?
口の中で炎症が起こっているとよだれも出やすくなります
病院での歯石取りは口の中の病気の予防になります
アンモニアのような口臭と元気がない場合
尿毒症の可能性もあるのですぐ病院へ。
くしゃみ
猫は鼻の粘膜に刺激を受けると くしゃみが出ます。
気温の変化 ホコリなど生理現象でくしゃみをしますが あまりに続き
鼻水 目やに 涙 よだれの症状が見られた
「猫かぜ」などの疑いもあるので
早めの診察が必要です 鼻の炎症が副鼻腔炎になる事もあります。
せき
せきは気道に入った異物を取り除くための生理現象
猫は普段せきをしません 連続するせきは 明らかに異常のサインです
湿ったせきは気道に炎症が起こっているサイン
乾いたせきは肺に異常がある可能性があります
心臓病などで血液の循環が悪くなると肺に負担が掛かりせきをします
呼吸が苦しそう
健康な猫の呼吸は1分間に20回〜30回で 胸とお腹が上下します
呼吸が浅い 速い ハァハァ ヒューヒューと音がするなどは
危険信号です
肺炎や胸に水や膿などがたまっている危険もあり
気温が高い所は症状が悪化しやすいので涼しい場所へ移動して
落ちつかせましょう。
鼻水 鼻のつまり
鼻水は鼻の粘膜が炎症を起しています
症状により鼻水の色なども違います
鼻水と一緒にくしゃみなどの症状が一緒に出る場合は
「猫かぜ」の可能性が大
病院で正しい診断を受けましょう
また 鼻がつまると匂いを感じる事が出来ないため
食欲が落ちてしまいます
こんな時は匂いの強いお食事に変えて食欲UPをしてあげましょう